3日間集中し続けて、心臓発作に。
こんにちは、アスペルガーのよしまるです。
アスペルガーの人の集中力は半端ありません。集中力が切れないというのは、一般の人から見ればうらやましい話で、24時間ごはんも食べずに仕事に集中できます。でも調子に乗ると体が悲鳴をあげます。わたしはユンケルのチカラも借りて、3日間ぶっ通しで徹夜作業をしたことがありますが、3日後に心臓発作になってしまい、カテーテル検査をするはめになってしまったことがあります。体が過集中にノーを突きつけたのです。
普通の生活を目指すなら、強制的なクールダウンを。
アスペルガーの人は集中力を切らすことに困難を感じるだけでなく、自分の体力コントロール(ペース配分)も困難です。ですので、なかば強制的にクールダウンさせてあげないと、その後の活動ができなくなるほど体力を消耗してしまい、通常の社会生活を送れなくなってしまうという問題があります。
午前中は猛烈に働いていたのに、午後はぐったりとしてしまい、結局やらなくてはいけない作業を完了できない。こんな問題に直面します。
今の自分のコンディションが分からないから壊れてしまう。
これには、過集中に加え、もうひとつの問題が関係しているようです。集中すると今の自分が「疲れているのか」、「元気なのか」、「ストレスを抱えているのか」判断できなくなってしまうという問題です。つまり「自己現状把握力」が欠けているのです。
それで、アスペルガーの人には、「適度に集中力を切る」ということ、そして自分の「コンディションを知る」ということが、毎日をすこやかに営むうえで、欠かせないポイントになってきます。
それで今日は、この「適度に集中力を切る」、「コンディションを知る」ということに役立つ2つのアプリをご紹介しようと思います。この2つのアプリを上手に使うと、集中力やコンディションを理想的な状態に保ちながら仕事をする助けになります。
1.Time Timer
過集中防止(適度に集中力を切ること)にこのアプリは非常に助かります。0〜59分の間で任意の作業時間を決め、カウントダウンをしてくれるタイマーです。ただカウントダウンをするのではなく、残り時間を赤い色で可視化してくれるので、あとどのくらい時間が残っているかが瞬時にわかって便利です。時間が経過するとアラームで教えてくれます。アラームは、ピピッピピッというやさしい音なので、聴覚過敏の人でも気に触りにくい設計です。もちろん、バイブレーターだけで教えるなど、設定が可能です。
アラームが鳴ったらクールダウン(若干の休憩を)するということを習慣化することで過集中を防げます。
バッテリー切れが心配だったり、スマホは気が散るという人には、アナログ版のTime Timerがオススメです。わたしも長年愛用していますが、アナログタイプにはアナログタイプの良さがあります。過集中にはもちろん、集中できないときにも使える便利な商品です。
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2.COCOLOLO
クールダウンの際、現状のコンディションを把握したいときに役立つのがこのアプリです。このアプリは指をカメラに30秒ほど当てるだけで、現在の体力と自律神経の状態を教えてくれます。
たとえば、体力がかなり低い状態で「ぐったり」と診断されたら、音楽を聴きながら10分くらい横になったり、お茶を飲んだりと対策を取れます。逆に「理想」だったら、トイレに行くくらいにして、次の作業をTime Timerで再び管理しリスタートします。
わたしの場合「ストレス」という判定が多いのですが、ストレス気味なのは「やる気」に満ちている証拠だったりしますので、多少のストレスは仕事にとっては理想とみなし、作業を続けています。
使い方の説明はこちらから
気になる精度ですが、
東京大学発の特定非営利活動法人「ウェアラブル環境情報ネット推進機構(略称WIN)」(理事長 板生清東京大学名誉教授)のセンシング技術を活用している。<中略>本アプリのスマホカメラでの測定精度が、専用センサと比較して 、80%以上の高い相関を実現していることを、神戸大学との共同研究成果として発表しました!(ちなみに、単な る心拍数であれば、ほぼ100%の相関を実現しています。本アプリで解析しているのは、心拍数よりもずっと複雑な 「心拍のゆらぎ」ですので、それに関しては、80%以上の相関ということになります。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000010170.htmlより引用)
結構当たっていると思います。もちろん、たまに違うなと思うこともあるのですが、アプリの判断のほうが信用できそうなので、できるだけこのアプリの判断にしたがって一日のコンディションを整えています(違うときはカメラが脂で曇っていることもあるので注意です)。